「アダルトチルドレン」の症状とその主な原因

「アダルトチルドレン」の傾向というのは、神経症を患っている人
またその気配のある人の多くに、共通して見られるものと言えます。

ある意味で「性格(気性)」であり
それ自体が神経症というものではないにしても
「不合理な行動」を、抑えることができない・衝動を持つことは
<自分でコントロールの利かない>面で、神経症的でもあります。

<アダルトチルドレン>という響きからは、
「精神年齢の低い人間」という印象が浮かびます。

しかしながら、一見<大人びた印象>のある人であっても
「子供だった時代の悪いもの(思い出・イメージ)」
引きずっていることで、<悪い振る舞い>を起こしてしまう症状です。

一見、自分の意志で振舞っていたとしても
<そうしなかれば、どうにもできない>という点で
各神経症と、共通する面が多いと言えます。

そして、アダルトチルドレンとしての振る舞い・行動が
社会的にもマイナスの印象を与えてしまう点に関しても
精神面が実害を与える、非常に悲しい状態と言えます。

「理解できるわけない」行動に対して
「どうして理解されないのだろう・・・?」と悩んでいることで
より悪化してしまう現象も珍しくないものであり
可能な限り、緩和に向かう必要があります。

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<不合理な行動>を自然と行う

アダルトチルドレンの症状というのは
これもまた、非常に個人差の大きなものであり
両極端の、まるで違う症状を見せることも多いです。

まず<どう考えても悪い面>としては、

  • 非常に迷惑な行動を繰り返す
  • 相手を怒らせることが大好き

「嫌われて当たり前」「どうしてそんなことをするの?」といった
社会人として生活するうえで、自他共に不利益を被る行動を見せます。

  • 異常に暴力的
  • すぐに癇癪を起す

といった人は、アダルトチルドレンの傾向があると言えます。

一方で

  • 意識して素晴らしい人間として振舞う
  • 相手を助ける(感謝される)ことが大好き

といった、自分の評価(のみ)を考えての行動が目立ちます。

そして時には、そういった状況を<わざと作る>こともあります。

例)こっそりとものを壊して、みんなの前で直してみせる。

こちらもなかなか「悪質」と言えるものです。

最近話題の「サイコパス」と、共通する要素も多いと言えます。

そして、全てのアダルトチルドレンに共通している傾向としては

  • 自分の不備を認めない(何でも人のせい)
  • 1つの考えに固執し過ぎて、方向転換ができない
  • 被害妄想癖がある

という、非常に本人にとってデメリットの多いものが挙げられます。

異常な自己承認欲求にとらわれる理由

アダルトチルドレンこそ、最も幼少期の状況が影響した症状と言えます。

これは多くの神経症にとっても、例外ではない要素ですが
特に強すぎる<強すぎる自己承認欲求>が影響した症状に顕著な特徴です。

多くの場合、幼少期に親に認めてもらえず
「親に認めて欲しい」という気持ちが、行動の源泉となっています。

満たされなかったからこそ、<他人の評価>が気になる性格になり
その傾向が顕著な場合に、何らかの神経症の症状を発症することになります。

アダルトチルドレンに見らえる振る舞いというのは
それがいい振る舞い・悪いにかかわらず

  • とにかく注目して欲しい
  • 自分に目を向け、存在を認めて欲しい

というものであり、そしてこれらの要求を持ってしまう理由とは

  • 自己評価が低い(本当は自信がない)
  • 何かしなければ注目されないと思っている

という気持ちが、奥底に存在するためです。

<子供として過ごすべき時期>に子供でいられなかった

一般的に、アダルトチルドレンの根本には、

親に認めて欲しかった(承認されるべき)時期に、承認してもらえなかった

という、<満たされるべき時期に満たされなかった>ことが影響しています。

そして、それに加えて「親の支配が強い家庭」において
<子供らしく振舞うことができなかった>という傾向も見られるはずです。

更に、特別に甘やかされ<ものだけ>は十分に与えられた

といった例も、しばしば見られるようです。

<子供に育てられた子供>なのかも?

アダルトチルドレンの問題には、
「インナーチャイルド」という言葉が度々出てきますが
これは「幼少期の自分のイメージ」というものらしいです。

これがいつまでたっても、よくならないことで
反社会的・不合理な行動は、続くことになります。

アダルトチルドレンの人というのは、
その親にも精神的な欠陥が見られることが多いと言えます。

これもいわゆる「毒親」として、世に知られることになりました。

僕自身、少しずつ社会を知る家庭で
「母親も、病気だったんだな」ということに気づきました。

もちろん、精神的・神経的な疾患を持った人というのは
アダルトチルドレンの傾向を持っています。

「親としての能力のない人間」に育てられた結果だと、個人的には解釈しています。

もう戻れない時期に置いてきたものが多すぎる

共通することは、いわゆる「自我」の形成過程が
正常に行われなかったことによるものと言えます。

本来、幼児期というのは、無条件に周囲に認められるべきであり

  • いいことをすれば褒められる
  • 悪いことをすれば叱られる

といったことを、徐々に学んでいくものです。

しかしながら、それが正常に行われなかったということは
<どんな時に、どう振舞うべきか習得できなかった>と言えます。

そして、それに相応しい時期というのは
<絶対に帰ってこない(戻れない)>からこそ、苦しいのです。

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