「心気症」の症状とその主な原因

「心気症」とは、

病気ではないのにもかかわらず、病気だと思い込む

という、ある意味で「妄想」に苛まれている状態です。

根本には「不安感」があると考えられますが
<医師による診断>や<検査結果>等は関係なく
どうしても、自分が何らかの病気であるという「思い」が消えず
まさにに<それ自体が病気>となる、本末転倒な状態と言えます。

ただし、その症状の始まりというのは
実際になんらかの不調を感じ、それを<重く受けてめてしまう>ということが
徐々に心気症の症状を招くことになることが多いようです。

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「よくあること」と流すことができないことから始まる

日常生活を送る中で、<誰もがたまには感じる>ことのある

  • 微熱
  • だるさ
  • 頭痛
  • 動悸
  • めまい
  • 耳鳴り

こういった症状が、たとえ軽いものであっても
<重大の病気の前触れなのではないか?>という思いが沸いてきて、消えません。

ある意味で「自分は病気なのかもしれない」という
「強迫観念」が消えない「強迫性障害」の症状の1つでるとも言えます。

これは「疫病恐怖」と呼ばれ、「不潔恐怖」や
「確認強迫」の症状と、根本は同じものであると言えます。

一度、病院で「大丈夫ですよ、何も問題ありません。」と言われても
信じることができず、別の病院をはしごしてしまうことは
典型的な症状と言われ、「ドクターショッピング」とも呼ばれる症状です。

合理的ではない行動をとり続ける様子は、まさに強迫神経症的と言えます。

他人からすれば(誰であっても)、とても理解できない症状と言え
非常に危険な前触れであり、こういった「妄想」が関わる症状は
「統合失調症」の、典型的な前兆でもあります。

誰であっても<大切なイベントの前>等は
体調に関して、特に神経質になることもありますが
こういった症状が、日常の中で慢性的な状態は注意が必要と言えます。

どうしてそんなに「体調」が気になるのか

心気症自体は、その状態自体は神経症として考えられますが
実際には、<本当に病気になった>際の経験から始まると考えられます。

ちょっとした頭痛から発熱した

といった、実際に起こった経験によって

頭痛が起きたら、熱が出るもの

という考え・心配が消えないのです。

また、<大切なタイミングで、病気になってしまった経験がある>ということも
体調に関して過剰に神経質になってしまう、「トラウマ」になりえる経験です。

「妄想」に近づいたら危険なサイン?

<寒気がするから、風邪に発展しないように気を付けよう>と思い
意識して温かい恰好をすることは、誰も経験があるはずです。

そして、これと<風邪をひくかもしれない!いや、これは風邪だ!>という
「妄想」との違いというのは、なかなか難しいものでもあります。

<意識する>ことと、<強迫観念に取りつかれる>こと
これらは、ある意味で「紙一重」でもあると言えるのです。

「年齢」に関係のない症状

神経症の症状というのは、基本的には「若年層」に顕著であり
特に思春期に発症し、20代・30歳前後にピークを迎えることが多いものです。

<多感な時期をこじらせた結果>とも言える症状になりますが
一方で心気症の場合には、年齢は関係なく
むしろ中年以降、老人にも多いとも考えられています。

というのも、この時期というのは<体調が悪くて当たり前>でもあり
今までにない状態になることで、<これはヤバいのでは?>となりがちなためです。

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