「心身症」の症状とその主な原因

「心身症」は、各種神経症・精神障害の症状が
実際に、物理的・肉体的なトラブルを引き起こしてしまう症状です。

ある意味で「心気症」と、逆と言える症状になりますが
心気症が<神経症的な症状は見られるが、物理的な不調が起きていない>一方で
心身症の場合には実際に<両方起きてしまう>ものであり、より重篤とも言えます。

決まった神経症の症状が発展するものではなく
神経症を患っている、精神的なトラブルを抱えている人
全てにリスクがある症状であり、例外なく注意する必要があります。

しかしながら、あらゆる神経症の症状が
肉体的な不調が生じることは、珍しくはないことでもあり
どこからが心身症で、どんな症状が現れるかは判断できないものでもあります。

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延長線上に存在する最後の症状でもある

神経症というのは、その症状が連鎖することが珍しくありません。

まず「不眠(睡眠障害)」といった前兆が現れることが一般的であり
徐々に抑うつ状態が慢性的となり、「うつ病」を発症したしまったり
その間に、「強迫性障害」や「パニック障害」を経由すること珍しくありません。

また睡眠障害に関しては、最終的に・共通して発症するものと言えます。

これらの症状が、<最終的にどう体に現れるか>は
全く予測ができないものであると言えますが、

実際には

  • 胃痛・胃炎(胃潰瘍)
  • 過敏性腸症候群(下痢気味)

といったものが、慢性的に起きる傾向があり
また突発的に・繰り返すことの多い症状が

  • 不整脈
  • 狭心症

といった、「血管」に関わる症状と言えます。

そもそも「ストレス」と「高血圧」というのは、非常に関連性の高いものであり
ストレスを感じることによって、上昇した血圧は着実の血管を疲弊させます。

そして血管のトラブルは、最悪の場合には

  • 脳卒中
  • 心筋梗塞

といったものを引き起こすリスクのあるものであり
慢性的なストレスを抱えている人というのは
神経症の症状の有無にかかわらず、注意すべきと言えます。

誰にでも起きる・起きている症状でもある

心身症には、特別な原因はなく(神経症それ自体が原因)
たとえ「頭痛」や「腹痛」といった、小さなトラブルだとしても
神経症の症状に起因しているのであれば、心身症であると言えます。

とは言っても、それだけでは心身症と自覚・診断されることは少なく
だからこそ<気づいたら重症化している>という事態が起こりやすいと言えます。

神経的・精神的なトラブルが、一体どんなものかにかかわらず
体にとってのストレスとなっった際に、物理的な反応として
何らかの症状が見られる場合には、すぐに対処を考えるべきものと言えます。

やはり「傾向」は見られる

<どんな軽い症状でも、心身症として考えるべき>である一方で
明らかに、心身症の症状を発症しやすい人というのも存在します。

「心の病気」と「体の病気」の、その両方が見られる人というのは
特に<気持ちを抑え込む>傾向が強いと言われています。

その反動が、肉体的・物理的なものとなって現れるのです。

そもそも神経症の症状が現れやすい人というのは
基本的に感情表現や、鬱憤(ストレス)の解消が下手な人が多いはずです。

そしてこの症状の延長上に、感情を失ってしなう(感じなくなってしまう)
「アレキシサイミア(感情障害)」と呼ばれる症状が存在します。

これは<ストレスを感じているにも関わらず、認識できない>状態であり
それ故解消することもできず、「肉体的な病気」となって現れてしまうのです。

また、幼い頃から<本当の感情をごまかす癖>のある人に
心身症のリスクが高まる傾向が見られることも、はっきりとしています。

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